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国際日本学研究の基層:台日相互理解の思索と実践に向けて
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国際日本学研究の基層:台日相互理解の思索と実践に向けて

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:NT$ 600 元
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目次
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立足台灣,展望東亞,本書融合日本研究當代課題與多元知識領域,將研究眼光拓展至全世界。

台湾から東アジアへ、東アジアから世界へと広がるグロ-バル化の波長を見据えながら、日本研究の現在的課題と未来的展望を多元的な知の領域から真摯に討論したところに、本書の特色と魅力がある。

国際日本学研究とは何か、果たしてそれは学問研究として自立しうるのか、と疑問を懐く人もいるであろう。元日本文化庁長官の青木保教授の基調講演「異文化の視点―国際日本研究の可能性」をはじめとする諸論考を閲読すれば、その疑問は瞬く間に払拭されるに違いない。

日本学研究の歴史的意義と実践的課題を踏まえながら、「比較」と「対話」を基調とした独創的な多くの提言が盛り込まれた本書は、21世紀の台湾における日本研究が「国際日本学研究」への構築にとって、ゆるぎのない礎石であることを明証している。

立足台灣展望東亞,奠基東亞放眼世界的全球化眼光,並就日本研究現今的課題以及從多元知識領域來探討未來展望的真摯態度,乃是本書最富魅力之處。
或許有人會懷疑,究竟何謂國際日本學研究,到底這是否足以稱之為一門學問。請讀以日本前文化廳長官青木保教授的專題演講「異文化的視點─國際日本研究的可能性」為首的各論文,這個疑問必能瞬間豁然開朗。

本書除了討論日本學研究的歷史性意義以及實踐性課題之外,也以「比較」和「對話」為基礎提出了許多富有獨創性的建言。本書證明了21世紀台灣的日本研究,乃是建構「國際日本學研究」的過程中,不可或缺的基石。

作者簡介

徐興慶(じょこうけい)

台湾・南投県生まれ。1983年東呉大学東方語文学系卒業。九州大学大学院修士、文学博士(1992)、関西大学文化交渉学(論文博士、2012)。現在、台湾大学日本語文学系教授。専門は日中文化交流史、近代日中思想交流史。主要著作に、『近代中日思想交流史の研究』(京都:朋友学術叢書、2004年)、『転換中のEUと東アジア共同体―台湾から世界を考える―』共編(台北:台湾大学出版センター、2012年)、『近代東アジアのアポリア』(台北:台湾大学出版センター、2013年)、『東アジアの覚醒―近代日中知識人の自他認識―』(東京:研文出版、2013年)などがある。

徐興慶
臺灣南投出生。日本九州大學文學博士、臺灣大學日本語文學系教授、國際日本文化研究中心外國人研究員。著有「近代中国知識人の日本経験─梁啓超、林献堂と戴季陶の日本観の比較─」(2011)、「『伝統』と近代の間:福沢諭吉の儒教主義批判への試論」、(2010)、「東西文化の融合と構築への試論─岡倉天心の「アジアは一つ」を中心として─」(2010)、『近代中日思想交流史の研究』(京都:朋友學術叢書、2004)、『転換中のEUと東アジア共同体―台湾から世界を考える―』共編(臺北:臺灣大學出版中心、2012年)、『近代東アジアのアポリア』(臺北:臺灣大學出版中心、2013年)、『東アジアの覚醒―近代日中知識人の自他認識―』(東京:研文出版、2013年)等。

太田登(おおたのぼる)

日本・奈良市生まれ。1971 年天理大学文学部国文学国語学科卒業。1977年立教大学文学研究科博士課程修了。2005年文学博士(立命館大学)。天理大学名誉教授。前台湾大学日本語文学系教授。専門は日本近代文学(とくに日本近代短歌史)。主要著作は、『啄木短歌論考―抒情の軌跡』(八木書店、1991 年)で啄木文学賞受賞。『日本近代短歌史の構築―晶子・啄木・八一・茂吉・佐美雄―』(東京:八木書店、2006 年)、『与謝野寛晶子論考―寛の才気、晶子の天分』(東京:八木書店、2013 年)などがある。

太田登
出生於奈良。1971年天理大學文學部國文學國語學科畢業。1977年立教大學文學研究科博士課程修畢。2005年獲得立命館大學文學博士。天理大學名譽教授。前臺灣大學日本語文學系教授。研究主題為日本近代文學(特別是日本近代短歌史)。主要著作有《啄木短歌論考-抒情的軌跡》(八木書店,1991)獲得啄木文學賞,《日本近代短歌史地構築-晶子‧啄木‧八一‧茂吉‧佐美雄-》(八木書店,2006),《與謝野寬晶子論考-寬的才氣,晶子的天分》(八木書店,2013)等。

緒 台湾における日本研究の現在と未来

徐興慶

本書は、「台日相互理解の思索と実践に向けて」という問題意識を取り上げ、そして「台湾における日本研究の現在と未来」という重要な課題をめぐって、日本・中国・韓国・香港及び台湾の第一線で活躍する日本研究の経験者から最も切実な論考を集め、(一)、日本学研究への提言と構想、(二)、日本学研究への新視角、(三)、日本学研究への歴史的視座、(四)、日本研究への実践的課題などを構想したものである。

台湾の日本研究の歩みを振り返ってみると、1950年代から六十数年に亘り、様々な形で進展したかのように見えるが、最も重要視される「制度化がない」などの諸問題を抱えている1。今日、国際化・学際化が重視される中、台湾における日本研究は、何故必要なのか、如何に発展するべきか、どのような方向へ歩むべきか、などの問いは、依然として、その方向性やシステム作りに対する理解は欠けている側面があるように見える。

そのため、台湾大学は内外から十五名の専門家を集め、「台日相互理解の思索と実践」と題する日本研究フォーラムを行った。(2010.12.2-3)フォーラムは(一)日本学:人文と社会科学の対話、(二)文学、文化、思想、宗教分野の日本学研究の二つのセクションで組織され、次のように、それぞれの国の日本研究の現状と経験から示唆を与えた。

目次

緒 台湾における日本研究の現在と未来 徐興慶 

第一編 日本学研究への提言と構想
第一章 異文化の視点
―国際日本研究の可能性― 青木保 
第二章 「基層構造パラダイム」から構想する日本・
東アジア研究―人文と社会との対話から― 佐々木 衛 
第三章 日本語・日本研究の架橋―東京外国語大学国
際日本研究センターの試みから― 野本京子 

第二編 日本学研究への新視角
第四章 グローバル化時代における日本思想史研究の視点 辻本雅史 
第五章 お互いの参照枠となる日本研究を目指して
―日中における日本学研究の現場参与と模索を通して 王敏
第六章 日本研究を通して考える
異文化理解の視点 岩澤知子

第三編 日本学研究への歴史的視座
第七章 新時代の日台関係と台湾の日本研究 川島真
第八章 テーマとしての明治維新―研究史から考える― 山口輝臣
第九章 台湾における日本研究の現状と日台関係の発展 何思慎 

第四編 日本研究への実践的課題
第十章 香港における日本研究の歴史、 特色及び今後の課題 呉偉明
第十一章 韓国における日本研究の現況と課題 崔官
第十二章 「台湾における日本研究の現状と展望」を総括する 太田登

編集後記 太田登
編集者略歴
執筆者略歴
人名索引
事項索引

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